ドバイ(UAE)では、外国人が多く暮らしている。
観光客も多いが、働いている人も多い。
観光客のビザはどこのパスポートを持っているかによって、滞在できる日数などは違う。
働くためには、就労ビザが必要である。
企業が個人を正式に雇い入れるという証明を出し手続きを行う。その際には、個人のパスポートなども必要な書類となる。
私は今回旅行業の会社に観光ガイドとして雇用される形式のビザを出してもらうことにした。
会社を設立する予定ではあるが、その前に従業員としてビザを取得し、レジデンス(居住者)として必要なエミレーツIDを取得することにした。
ドバイではエミレーツIDは様々な場面で使用される。
パスポートに変わるIDとして必要となる。
レジデンスであれば、就労者の家族であっても一人一枚必要なもので、就労者としてのビザがなければ、家が借りれなかったり、銀行の口座を作れなかったりと、多くの制約を受ける。
就労ビザを持つものは、Laborカードと言うものを持ち、雇用者は一定のサラリーを毎月支払うことや、1年間に一定数の休日を与え、自国に帰ることを認めなければならない。
個人として、観光ガイドの資格を取るために準備した書類は、次のようなものがある。
卒業証明書。
取得単位の証明(成績証明)。
日本の短大から英語の証明を出してもらったが、日本領事館でサインの証明を出してもらう必要があった。
4年生大学を卒業していれば、これは必要ではなかったかもしれない。
オフィシャルな観光ガイドとして資格を取るためには、修士号かそれと同等の学力を持つことを証明する必要があったのだ。
また、警察署でこれまでの経歴に問題がないかの証明も取る必要がある。
ビザと就労証明が降りたら、メディカルチェックとして血液検査と肺のレントゲンを撮り、エミレーツIDの申請となる。
UAEでは健康で働ける人しかビザを下すことはない、
結局健康な若者でUAE人ではできないか、UAE人がやらない仕事のポジションが外国人にまわされる。
また、企業がスポンサーとなりその人の健康と身元をしっかりと保障せよと言うこと。
また、ライセンスは毎年更新せねばならないので、問題のある企業は更新できないか、罰金を払うことになる。
これだけ罰金が多く課せられていても、働きにくる人がいなくならないのには理由があるのだろう。
ビジネスチャンスがなければ、ここに人は集まらないはず、ならばビジネスをしない手はない。