ドバイの韓国エキスポ(Korea Expo)を見てきました。
大手以外の日本企業の進出は、なぜ少ないのか?と常々思っていました。
UAEに住むアジア人の中で、日本人は非常に数が少ない。
日本人が約2千人、韓国人がその10倍の2万人、中国人はさらに10倍の20万人がいると聞いています。
日本人の数は非常に少ない、自家用車以外は家電もそれ以外も、日本製はとっても少ない。
ドバイのワールドトレードセンターで、韓国が展示会を行っていました。
中国も韓国も日本に比べて、ドバイでのビジネス進出が飛躍的に伸びているようですが、これは国をあげて行っているからなのでは?とも思えます。
業界のカテゴリーを超えて、「韓国」という国のブランドを前面に押し出した展示会。規模は小さいながらも、日本も見習うべきところが大きいのではないのでしょうか?
韓国のエンターテイメントの進出は目覚ましいものがあり、UAEでも韓国の音楽やドラマなどは人気があります。メトロの中でも、韓国ドラマを視聴しているのを見ることも多いですし、韓国ドラマやKpopのファンだ!というアラブの若い女性には多く遭遇しました。
エンターテイメントを通じて、人々は俳優や、パフォーマーのファンになり、文化に興味を持ちます。そして、「韓国に行きたい!」という気持ちが大きくなるのです。好きな国だから、その国の商品にも興味を持つのは当然なのでしょう。
日本で何年か前に起こった「韓流ブーム」がアラブの国でも起こっているのです。
韓国という看板の元に、大企業から、中小零細企業まで、様々な企業の展示があった。
小さな展示会場での展示会だったが、繰り返し開催することで徐々に人への周知活動となるはずです。
UAEでは日本に対する関心が高いにも関わらず、中小企業の進出は非常に少ない。
ドバイは超お金持ちではない。高過ぎるものは売れない。でも、値段が「相応」であれば、人々は興味を示してくれる。「日本製」「メイドインジャパン」には、想像以上に価値がある。
韓国や、中国を見習って、そろそろ日本も、国でまとまって外国に出て行くことを考えてみる時期にきているのではないかと思います。